どなべの乗車日記

主に関西の鉄道について記事にします。

近鉄30000系 乗車記

 近鉄には「しまかぜ」「ひのとり」「アーバンライナー」「伊勢志摩ライナー」などの愛称が付く特急が有名ですが、特別愛称の無い特急列車も存在します。

 

 

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 こちらが愛称の無い特急(近鉄では汎用特急と呼ばれており、本記事でもそう呼ばせてもらいます)。形式は30000系でこの車両の一番の特徴は...

 

 

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 編成の中間2両が2階建て車両になっおります。そうです。みんな大好き「ビスタカー」でございます。2階建て車両自体は全国にいくつか存在しますが、近鉄ビスタカーダブルデッカー界のパイオニアといっても差し違えないと思います。まぁ詳しくはwikipediaをご覧あれ(投げやり)

 

 

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 車内に参りましょう。座席は登場当時のモノとは違うようですね。2+2配列でリクライニングシートが並んでいます。基本的には22600系と同じものを使用していますが、フットレストとコンセントが省略されていますね。

 ちなみに、平屋車両の座席モケットは赤色でダブルデッカー車は青色となっています。

 

 

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 背ズリりは何やら象形文字みたいな柄が描かれています。標準では座席中央の肘掛けは収納されていましたね。

 

 

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 背面にはシートバックテーブルとフック、網ポケット。特急列車の座席設備としては申し分ない設備だと思います。テーブルには号車案内とチケットレスサービスの広告があります。座り心地は、これといった不満はありません。お尻のあたりに何やら違和感を感じましたが、リクライニングを少ししただけで解消されました。

 

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 網棚は小さめです(2階建てだからねしょうがないね)。下部には冷房の送風口と照明のみ。窓が湾曲しているのも相まって窓側の席はかなり明るいです。

 

 

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 カーテンは横引き式。ただ厚みがないので光を遮断するというよりかは照度を下げるといった使い方ですね。

 

 

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 車端部の扉はガラス製。バブリー(?)ですね。

 

 

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 背面テーブルとインアームテーブルを同時展開してみました。どちらも特別大きくはないですが、駅弁を食べたり酒とつまみを置くくらいなら十分ですよね。

 

 

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 このタイプの座席で面白い部分はここ。中央の肘掛けが独立して動かせるだけでなく、リクライニングをすると肘掛けも一緒に動くんですよね。

 

 

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 乗降口は真ん中にあります。扉は古めの特急でおなじみの折り戸。そして何やら人形が鎮座していますね^^;

志摩スペイン村、一度行ってみたいなぁ。

 

 

 登場から30年以上経っていますが、まだまだ活躍を続けております。