近鉄50000系 乗車記
近鉄の 稼ぎ頭 看板ともいえる観光特急。その王者として君臨してそうなこちらの車両が50000系です。
その名も「しまかぜ」。
私の乗る6号車はハイデッカー構造となっており、通常の電車とは違った景色が見られそうです。大阪難波・京都・名古屋から賢島を結んでおり、伊勢への参拝客や観光客を運んでるそうな。あれ?、もうひとつ似たような列車ありませんでしたっけ...?
なお、この車両は全車指定席かつJR風に言うと「プレミアムグリーン車」のようなハイグレード車両しか連結していません。それだけ通常の(鹿だらけのお寺や三大都市圏のうちメシウマ都市2つを結ぶ)特急とは格が違うということですね。
車内に入るとまずシートに目が行きます。全体を見るとなんだか落ち着いた雰囲気のマッサージチェアみたいです。いや本当にマッサージチェアなんだなこれが。
サイドアームレスト下にはリクライニングボタンが備わっています。リクライニングは全て電動でレッグレストも装備。動きはもっさりしていますね(そりゃ電動ですから)。
座席背面の網ポケットにはカフェ車両(という名の食堂車)のメニュー表としまかぜの案内パンフレットがあります。ちなみに、シートピッチは1,250 mm とありえないぐらい空いています。やけに足元が広いのはそのせいでしたか。
鶴橋発車後、すぐにアテンダントさんが記念乗車証とおしぼりを渡しにきてくれました。あ、ミネラルウォーターは自前のやつです。あしからず。
おしぼりは近鉄特急おなじみのウェットティッシュ感のあるものではなく、ちゃんとした布でした。こだわってますねぇ。
テーブル全展開の図。これ一人当たりの専有面積広すぎやしませんかね ^^;
窓の下にはちょっとした小物が置けるスペースとカーテンを動かすスイッチ。押し心地がいいんですよこれ。
カーテンはフリーストップタイプのロールカーテンです。
1号車と6号車はハイデッカー構造なので窓が大きめに取られているのですが、それにしてもこの眺望の良さ...(^^; 上部が湾曲しているので、その部分は景色が歪んで見えます。これは仕方がない。
読書灯も付いています。私が今まで見てきたサイトやブログではこのタイプの読書灯は向きが変えられないと書かれており、私もそう思い込んでいたのですが...
なんと少し動くんですよこれ。名阪特急ひのとりのプレミアム席にも同じものが付いているので、そちらも同様なのか気になるところですね。
最後にカフェ車両(とは言うもののガチの食堂車)で松坂牛重を注文したときの写真を一枚。お値段1,500円。奈良漬けと玉露入りの温かいお茶が付いて量もそこそこあるので、結構安いと思います。
近鉄の看板列車として、末永くご活躍されることだと思います。